スポンサーリンク

【現役看護師が徹底解説】新型コロナワクチン 基礎疾患がある人はどうすればいい? 

医療(medical)

こんにちは、SAW(さう)@SAW_Blog1132です。

私は、第110回看護師国家試験に合格して2021年4月より病棟で働いている看護師1年目のフレッシュマンです。

今回は、「新型コロナワクチン 基礎疾患がある人はどうすればいい?」というテーマで解説していきたいと思います。

新型コロナウイルス感染症の概要と私が実際に接種した感想などをまとめた記事がありますので、興味がありましたらこちらの記事もお読みください!
【必読!】新型コロナワクチンの副作用とは 実際に接種した体験と感想を大公開


新型コロナワクチン接種の優先順位

現在日本ではコロナワクチンの接種は下記の順番で行われています。

日本国内では、2021年2月17日から、医療従事者を対象に、アメリカの製薬大手のファイザーなどが開発したワクチンの先行接種や優先接種が行われています。

2021年4月12日からは、65歳以上の高齢者を対象にした優先接種も進められています。

今後は、基礎疾患を有する者を対象にしたワクチンの優先接種が開始される予定です。


基礎疾患を有する者とは

基礎疾患を有する者の該当者は厚生労働省により現時点で以下のようになっています。

(1) 以下の病気や状態の方で、通院/入院している方
  1. 慢性の呼吸器の病気
  2. 慢性の心臓病(高血圧を含む。)
  3. 慢性の腎臓病
  4. 慢性の肝臓病(肝硬変等)
  5. インスリンや飲み薬で治療中の糖尿病又は他の病気を併発している糖尿病
  6. 血液の病気(ただし、鉄欠乏性貧血を除く。)
  7. 免疫の機能が低下する病気(治療中の悪性腫瘍を含む。)
  8. ステロイドなど、免疫の機能を低下させる治療を受けている
  9. 免疫の異常に伴う神経疾患や神経筋疾患
  10. 神経疾患や神経筋疾患が原因で身体の機能が衰えた状態(呼吸障害等)
  11. 染色体異常
  12. 重症心身障害(重度の肢体不自由と重度の知的障害が重複した状態)
  13. 睡眠時無呼吸症候群
  14. 重い精神疾患(精神疾患の治療のため入院している、精神障害者保健福祉手帳を所持している、又は自立支援医療(精神通院医療)で「重度かつ継続」に該当する場合)や知的障害(療育手帳を所持している場合)
(2) 基準(BMI 30以上)を満たす肥満の方

基礎疾患と聞くと病気のイメージがありますが、肥満(BMI 30以上)の方も基礎疾患を有する者に含まれます。

BMI(Body Mass Index)というのは、体重と身長から算出される肥満度を表す体格指数です。

計算式は、体重(kg) ÷ 身長×身長(m)で、割り出されます。

日本肥満学会は、BMI:22を適正体重(標準体重)とし統計的に最も病気になりにくい体重といわれています。また、25以上を肥満、18.5未満を低体重と分類しています。

BMI 30以上の例としては、身長160cmの人の場合、体重約77kg

身長170cmの人の場合、体重約87kgでBMI 30となります。参考にしてみてください。


基礎疾患がある人がワクチンを打っても影響はないの?

自分が病気を抱えている場合、ワクチンによって症状が悪化しないかなどの不安がありますよね。

結論から言うと、基礎疾患がある人でも医師と相談し注意点をしっかりと守っていればワクチン接種しても心配はないです。

慢性的な病気のある方もワクチン接種できる場合が多いですが、特に接種当日の体調があまり良くない時や、病気の症状が悪化している時にはかかりつけの医師に確認をしましょう。

基礎疾患があり治療中の人以外にも、体調に不安がある人、自分では判断がつかない場合は、あらかじめかかりつけの医療機関にご相談ください。



ワクチン接種における注意点

新型コロナワクチン接種は、ワクチンの性質上接種を受けるにあたって注意が必要な場合や、接種を受けることができない場合があります。

~ワクチン接種を受けるにあたって注意が必要な人~
  • 過去に免疫不全の診断を受けた人、近親者に先天性免疫不全症の人がいる人
  • 心臓、腎臓、肝臓、血液疾患や発育障害などの基礎疾患がある人
  • 過去に予防接種を受けて、接種後2日以内に発熱や全身性の発疹などのアレルギーが疑われる症状が出た人
  • 過去にけいれんを起こしたことがある人
  • ワクチンの成分に対して、アレルギーが起こる恐れがある人
  • ラテックス過敏症のある人→ワクチンの容器(バイアル)のゴム栓に乾燥天然ゴム(ラテックス)が含まれている製剤を使用する可能性があるため。
~ワクチン接種を受けることができない人~
  • 明らかに発熱(通常37.5度以上)している人
  • 重い急性疾患にかかっている人
  • ワクチンの成分(ポリエチレングリコールなど)に対し、アナフィラキシーなど重度の過敏症の既往歴のある


    次のような方は以下を参考に医師にご相談ください

    がん、⾻髄移植や臓器移植後、先天性免疫不全、HIVに感染している方

    こういった方は、一般的に免疫力が低下する傾向にあると考えられます。

    これらの免疫の機能が低下する病気がある方は、新型コロナウイルスに感染した場合には重症化するリスクが他の⽅よりも⾼いため、他に接種してはいけない理由がなければ、一般的に接種が勧められています。

    血友病や血をサラサラにする薬を服用している方

    血友病の方や抗凝固療法(血をさらさらにする薬を飲まれている方)を受けている人はワクチンを受けることができますが、接種後の筋肉内出血のリスクがあるため、摂取部位をよく圧迫していただく必要があります。

    飲んでいるお薬によっては、出血すると血が止まりにくいことがあるため、予診票に記入し、接種前の診察時に医師にお伝えください。

    抗凝固薬の種類(注意が必要な薬)
    • ワーファリン(ワルファリンカリウム)
    • プラザキサ(ダビガトランエテキシラート)
    • イグザレルト(リバーロキサバン)
    • エリキュース(アピキサバン)
    • リクシアナ(エドキサバントシル酸塩水和物)

    上記以外にも血をサラサラにする薬はありますが、その場合は通常どおり接種することができます!

    けいれん発作が起こる方

    けいれん発作が起こる方も病状と体調が安定していれば、主治医との相談のもと接種することができます。

    発熱によってけいれん発作が生じやすい方については、接種後に熱が出た場合の発作予防策や発作時の対策をあらかじめ主治医と相談しておくと安心ですね。

    他の予防接種を同時期に受ける方

    他の予防接種を受ける場合は、原則として2週間以上の間隔をあけて接種する必要があります。

    ファイザー社の新型コロナワクチンは3週間の間隔を空けて2回接種するので、コロナワクチンを接種する期間は、他の予防接種を避ける方が良いですね。

    過去に新型コロナウイルスに感染したことがある方

    既にコロナウイルスに感染した人も、新型コロナワクチンを接種することができますが、接種まで一定の期間をおく必要があります。

    新型コロナウイルス再感染のリスクは感染後、最初の数か月では低く、免疫力の低下により時間とともに増加する可能性があります。

    アレルギー疾患にかかっている方や重いアレルギーの既往のある方

    米国の疾病予防管理センター(CDC)では、他のワクチンや食べ物に対して、重いアレルギーのある方も、新型コロナワクチンの接種が可能としています。

    しかし、過去に新型コロナワクチン(mRNAワクチン)に対して、アナフィラキシーなど重いアレルギー反応を起こした方や、新型コロナワクチンに含まれるポリエチレングリコールに対して重いアレルギー反応を起こしたことがある方への接種は推奨していません

    ファイザー社の新型コロナワクチン接種後に報告されたアナフィラキシーは、現時点で50例で、確率としては100万分の5となっており、74%が接種後15分以内90%が接種後30分以内に症状が現れています。

    そのため、重いアレルギー反応を起こしたことがある人や、ワクチンや注射で何らかのアレルギー反応を起こしたことがある人は、ワクチン接種後少なくとも30分間は経過観察をすることが推奨されています。

    私は特にアレルギー反応を起こしたことがありませんがワクチン接種後15分間は会場内でアナフィラキシーショックなどの症状がないか経過観察しました。会場内には、医師や看護師等の医療従事者が20名程いらっしゃったので、もし何か症状が現れても迅速な対応をしていただけると思います。


    まとめ

    今回は基礎疾患がある方のコロナワクチンを接種について解説しました。

    現在日本は65歳以上の高齢者を対象にワクチンの接種を開始しており、高齢者に対するワクチン接種が完了すると、次は基礎疾患を持った方へのワクチン接種が開始されます。

    その際に今回解説させていただいた注意点などを参考に1人1人がコロナワクチンに関する正しい知識を持って、ワクチンの接種をするかどうかを選択して頂けたらと思います。

    もし、基礎疾患を持っていて、コロナワクチンを接種していいのか分からないという方は、かかりつけ医などと相談のうえ検討していただければと思います。

    最後に、ワクチン接種では、副反応による健康被害(病気になったり障がいが残ったりすること)が、極めてまれではあるものの避けることができないことから、救済制度が設けられています。

    これは、予防接種によって健康被害が生じ、医療機関での治療が必要になったり、障害が残ったりした場合に、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)を受けることができ、新型コロナワクチンの接種についても健康被害が生じた場合は、予防接種法に基づく救済を受けることができます。

    健康被害救済制度について詳しく知りたい方は下記のリンクからご覧ください。
    予防接種健康被害救済制度(厚生労働省ホームページ)

    副反応によって健康被害が起こる可能性は本当にまれではありますが、もしもの時の知識として覚えていただけると、いざという時に役立つと感じたので、説明させていただきました。

    最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました