こんにちは、SAW(さう)@SAW_Blog1132です。
はじめてのブログの投稿をさせていただきます。
今回は、新型コロナウイルスのワクチンについての基本的な情報と私の体験を交えて説明していきます。
私は、第110回看護師国家試験に合格して2021年4月より病棟で働いている看護師1年目のフレッシュマンです。
先日コロナワクチンの2回目の接種が終了したので、その体験をお話ししたいと思います。
まずは、基礎知識として新型コロナウイルスについて解説していきたいと思います。
新型コロナウイルスとは
新型コロナウイルス感染症、別名COVID-19とは、coronavirus disease 2019(2019年に発生した新型コロナウイルス感染症)を略した言葉です。
COVID-19の「CO」は「corona」、「VI」は「virus」、「D」は「disease」の意味からなっています。
SARS-CoV-2と呼ばれるウイルスが原因で起きる感染症ですが、2019年の終わりごろに発生したのを皮切りに、あっという間に世界中に感染が拡大しました。
感染経路
新型コロナウイルスの感染経路は、主に「飛沫感染」と「接触感染」です。
感染した人が咳やくしゃみをしたり、他の人に近づいてしゃべったりすること(飛沫感染)が、感染の主な原因になっています。
このウイルスは人が密集した状態で話したり、握手、ハグ、同じ皿から食べ物を取り分けたり、一緒に歌ったりするだけでも簡単に広がってしまうことがあります。感染対策のされていない飲食店で食事をすると他の人の距離が近く、マスクも外すことから、感染のリスクが高くなります。新型コロナウイルスが付いたものに触れた手で口や鼻や目を触ること(接触感染)でも感染すると、医師の間では考えられています。また、換気の悪い環境では、咳・くしゃみ等がなくても感染(空気感染)すると言われています。
まったく症状がなくても感染していることがあり、人にうつすこともあります。そのため、感染のリスクを最小限にするには、一人一人が意識して周囲の人と距離(ソーシャルディスタンス)をとることが大変有効な手段なのです。
症状
新型コロナウイルス感染症の主な症状として、発熱、せき、倦怠感が見られます。
また、時折みられる症状として以下があげられます。
・喉の痛み
・下痢
・結膜炎
・頭痛
・味覚または嗅覚の消失
・皮膚の発疹
・手足の指の変色など
また、実際に感染していても症状が現れない方もいれば、重篤な肺炎につながり人工呼吸器を装着しなければならない状態まで悪化する方やそのまま死亡してしまう方もいます。
新型コロナワクチンとは
今まで、皆さんが子供の頃に風疹や麻疹などで摂取していたワクチンというのは生ワクチン(病原体となるウイルスや細菌の毒性を弱めたもの)や不活化ワクチン(病原体となるウイルスや細菌の感染する能力を失わせたもの)と呼ばれるものであり、新型コロナワクチンとは別の種類のワクチンを使用しています。
新型コロナワクチンはmRNAワクチンという種類で、最近開発された新しい種類のワクチンなのです。
また、mRNAはタンパク質の設計図で、mRNAワクチンは病原体を構成するタンパク質の設計図を投与することで免疫をつけるという新しい種類のワクチンです。
このワクチンに含まれているのは、新型コロナウイルスのスパイクタンパクという部分の設計図の遺伝子なので、ウイルスの遺伝子本体はワクチンの中には入っていません。
なので、ワクチンを打つことで新型コロナウイルスに感染することはありません。
また、mRNAは核の中に入りませんので、ヒトの遺伝子に組み込まれることもありません。
mRNAワクチンは新しい技術ですが、突然に世の中に出てきたものではありません。
mRNAワクチンの基礎研究は20年以上行われてきており、その技術の進歩により新型コロナウイルスの遺伝子配列を迅速に解析することができました。
また、新型コロナワクチンの2回の摂取によって、95%の有効性で発熱やせきなどの症状が出ることを防ぐ効果が認められています。
次に、ワクチンの副反応について説明していきたいと思います。
新型コロナワクチンの副反応について
一般的には、1回目の摂取よりも2回目の摂取時の方が副反応が出やすいと言われています。
2回目の摂取後のほとんどの方に接種部位の筋肉痛、約60%の方に倦怠感、約40%の方に発熱が見られます。
他にも頭痛、悪寒、吐き気、嘔吐、アナフィラキシーショック(急性アレルギー反応)があります。
アナフィラキシーショックは100万人に5人の確率でしか起こらず、また、アナフィラキシーショックが起こったとしても、早期の医療従事者の対応によりほとんどの場合、助かると言われています。
以上のことを踏まえて実際に私が新型コロナワクチンを接種した体験を話させていただきます。
私が実際に接種した感想
私は、4月の初旬と5月の初旬に2回ファイザー社のワクチンの接種を行いました。
新型コロナワクチンは筋肉注射という方法でで子宮頸がんワクチンや、B型肝炎ウイルスワクチンなどの予防接種と同じ投与方法です。
筋肉に針を刺すと聞くと、とても痛そうだと感じる方も少なくないと思います、、、
結論から言うと痛みはほとんどありませんでした。
針を刺したときの痛みはほんの少しだけありましたが、投与量も0.3mlと本当に微量なので、ワクチン注入時の痛みは感じませんでした。
ワクチンの投与後15分間は会場内の準備された椅子に座って、アナフィラキシーショックなどの症状がないか様子を見る時間がありました。
もし急変しても会場内の医療従事者がすぐに対応できる体制が整っており、安心して摂取することができました。
副反応としては、1回目、2回目ともに昼の12時頃に摂取し、当日の夜19時あたりから接種部位(肩の付け根当たり)の周囲に腫れや赤みが生じ、腕を上げると筋肉痛があり、1番筋肉痛がひどい時は、肩より上に腕が上がりませんでした。
私の場合、筋肉痛は2~3日続きましたが日常生活への影響はほとんどなく、翌日には仕事に行くことができ、接種後4日目には痛みはほとんどなくなっていました。
1回目の接種では、夜18時ごろから倦怠感と頭痛が出てきましたが、倦怠感は少しだるいなと感じる程度で頭痛もチクチク痛いと感じる程度で、どちらも翌日の朝には治りました。
2回目の接種では、夜21時ごろから倦怠感と微熱(37度前後)が出てきて、その症状が2日間続きました。倦怠感は1回目の接種と比べてだるさが強く出ました。熱は36.8~37.2度でした。
2回目の接種日の翌日に夜勤が入っていたので、私は倦怠感がある中頑張って出勤しました。
熱が出た時はカロナールという薬を飲むことを病院から推奨されていたので、2回目の摂取後にはカロナールを飲むことで熱や頭痛、倦怠感などの症状を和らげることができました。
実際、私が想像していたよりワクチンの副反応は軽かったです。
しかし、同時期にワクチンを接種した看護師の友人数人に話を聞くと、39度近くまで熱が出た人もいたようです。
その友人は39度の高熱が出ていましたが、「仕事を休むことができない」という理由で、薬を飲み熱を下げて、頑張って出勤したと言っていました。
今振り返ってみるとワクチンを接種する当日の体調は副反応や接種後の体調に大きく関わってくると思います。
私は、1回目の接種当日の体調があまり優れていなかったため、頭痛や倦怠感が強く出てきてしまったと考えられます。
まとめ
私は新型コロナワクチンを接種したことにより、コロナウイルス感染症に対する不安が和らいだとともに、新型コロナウイルス感染症について今一度考えなおすきっかけになったと思います。
もし、私が感染してしまったら、病棟で働くの他のスタッフだけでなく、患者さんにも心配や迷惑をかけてしまうと感じているからです。
今回ワクチンを接種したことで、感染するリスクをゼロにすることはできないですが、不安を減らすことができたことや、感染対策について再検討できたことからコロナワクチンを接種することの価値があったと思います。
私もワクチンを接種する前は、ワクチンの副反応に対する不安が大きかったので、私のワクチン接種の体験や感想を共有することで少しでも皆さんのワクチン接種に対する不安を取り除くことができれば幸いです。
現在、第4波が押し寄せている中で、多くの人がワクチンを接種するか否かの判断を迫られてくると思います。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のために、1人1人がワクチンについての理解を深め、それぞれの判断で接種をご検討いただければと思います。
今回の私の体験談がその判断材料の1つになれば幸いです。
今回の記事に関連して新型コロナワクチンに関する記事を2つ書かせていただいたので、是非こちらもご覧ください。
→【徹底解説】ファイザー、モデルナ、アストラゼネカの新型コロナワクチン3社を比較!
→【現役看護師が徹底解説】新型コロナワクチン 基礎疾患がある人はどうすればいい?
最後までお読みいただきありがとうございます。
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